ラブスタイル類型論とは?6種類の恋愛態度と相性について解説!
![ラブスタイル類型論](https://motenokagaku.info/wp-content/uploads/2022/12/12-2.jpg)
今回の記事では、ラブスタイル類型論について詳しくご説明いたします!
こんな方におすすめの記事です!
- 自分の恋愛のスタイルを知りたい
- 恋人との相性を知りたい
- 自分と相性のいい人がどんな人か知りたい
本サイトのコンセプトは「モテる科学」です。
恋愛初心者から上級者まで幅広く対象に「モテるための科学」を
わかりやすく解説しています。
今回は、『ラブスタイル類型論』を解説いたします。
この記事を読めば、自分の恋愛のスタイル、自称のいいタイプがわかります。
ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
ラブスタイル類型論とは
ラブスタイル類型論とは、恋愛類型論とも呼ばれています。カナダの心理学者であるJohn Alan Leeが考案した恋愛の態度に関する理論です。
恋愛に対する考え方や態度(恋愛態度)を6つの類型に分類しました。
まずは、6種類あるラブスタイル類型についてそれぞれ解説いたします。
![ラブスタイル相関図](https://motenokagaku.info/wp-content/uploads/2022/11/恋愛スタイル関連図-1-1024x576.jpg)
エロス(アモーレ)
エロス(Eros)とは、情熱的な愛・エロティックな愛・美への愛のことを指します。
別名アモーレとも呼ばれます。
エロス型の人は、恋愛の本質は情熱やロマンスだと考える傾向があります。
恋人には外見的魅力を求めます。
そのためエロスの傾向が強い人は、一目ぼれを起こしやすいタイプが多いです。
エロス型の人は、恋愛なしでは生きていけないタイプが多く、常に恋人がいる人が多いです。
エロス型の人は、流行に敏感で個性的な服装をする傾向があります。
マニア
マニア(Mania)とは、熱狂的・偏執的な愛のことを指します。
嫉妬心が強く、相手の幸せよりも自分自身の幸せを追求するタイプが多いです。
マニアの傾向が高い人は、恋人への束縛が強いです。
マニア型に当てはまる人は、自己肯定感が低い傾向にあります。
恋人が他の異性と話したり、遊んだりするとすぐに嫉妬してしまいます。
マニア型の人は、流行に敏感で個性的な服装をする傾向があります。
アガペ
アガぺ(Agape)とは、自己犠牲的・献身的な愛のことを指します。
アガぺ型は、恋愛関係で相手に見返りを求めず、相手に尽くすことに満足感を感じるタイプです。嫉妬心も強い訳でもなく、相手が幸せならそれで満足だと感じます。
アガぺ型の人は、ダメ男に引っかかりやすい人、相手にお金を貢いでしまう人が多いようです。そのため都合よく扱われたりする恋愛傾向があります。
アガペ型の服装に関する研究は、特筆するべきものがありません。
ルダス
ルダス(Ludus)とは、遊びの恋愛のことです。
恋愛をゲームとして捉え、ゲームの駆け引きや攻略を楽しむタイプです。
そのため、相手に嘘をついたり、自分の情報を話さない人が多いです。
複数の異性と同時に関係を持ち、浮気性の人が多いのも特徴です。
付き合う前に、性行為をすることにも抵抗はありません。
ルダス型に当てはまる人は、恋愛をゲームと考えているので、
結婚などの長期的な恋愛には向いていないかもしれません。
ルダス型の人は、ファッション性よりも服の材質を重視する傾向があります。
ストルゲ
ストルゲ(Storge)とは、友愛的・友情の恋愛のことです。
別名ストーゲイとも呼ばれます。
ストルゲの人にとっての恋愛とは、長い時間をかけて生まれるものです。
そのため、友情のような穏やかな恋愛をします。
一目惚れは少なく、同級生などの関係から徐々に恋愛に発展していくタイプが多いです。
ストルゲ型の人は、一人の相手との交際期間が長い傾向があります。
優しく控え目な性格の人に多いです。
プラグマ
プラグマ(Pragma)とは、実用的・実利的な愛のことです。
プラグマの人は、恋愛は目的達成の手段だと考えるます。
自分にとってメリットのある相手を恋人に選びます。恋愛感情や相手の外見的魅力にはあまり関心がありません。それよりも学歴や職業、家柄や権力などの社会的ステータスを重視します。
プラグマ型の人は、ファッション性よりも服の材質を重視する傾向があります。
ラブスタイルの相性
一般的には、ラブスタイルが同じ者同士と近い位置にあるラブスタイル同士は相性が良いと言われています。
相関図が遠く、反対の位置にあるラブスタイル同士は相性が悪いと言われています。
![ラブスタイル相性表](https://motenokagaku.info/wp-content/uploads/2022/11/恋愛相性表-1024x576.jpg)
相性の良いラブスタイル
アガペ × アガペ
マニア × マニア
エロス × エロス
ルダス × ルダス
プラグマ × プラグマ
ストルゲ × ストルゲ
相性の悪いラブスタイル
ルダス × アガペ
ストルゲ × マニア
エロス × プラグマ
ラブスタイル相性ランキング一覧
ラブスタイル相性ランキング一覧の画像です。
![ラブスタイル相性ランキング](https://motenokagaku.info/wp-content/uploads/2022/11/ラブスタイル相性良い順-1024x576.jpg)
ラブスタイルの相性は証明されていない
ラブスタイルの相性については確かな根拠がありません。
誰もが100%その傾向にあるというわけではなく、どの傾向が強いかという程度の話になります。
ラブスタイル類型論の提唱者であるジョン・アラン・リーもラブスタイルの愛称については言及していません。
ラブスタイル類型論に関する研究
ラブスタイル類型論に関する研究の歴史を解説いたします。
ラブスタイルの分類の基礎理論は1973年に提唱されました。
リーによる『愛の色彩理論』が発端
ラブスタイル類型論はリーが提唱した恋愛分類論です。
カナダの心理学者であるジョン・アラン・リーは1973年に『愛の色彩理論(The colors of love)』でラブスタイル類型論を発表しました。
その後ラブスタイル類型論は多くの研究者が後続の研究を進めています。
ヘンドリックの『カップル間のラブスタイル類似性と交際満足度の関係』の研究
ヘンドリックらが1988年に『カップル間のラブスタイル類似性と交際満足度の関係』の研究で、大学生のカップル57組に対してラブスタイル類型の調査を行った結果、以下の結果が得られました。
- エロスとストルゲは高い相関関係がある
- マニアとアガペの相関は低い
- プラグマとルダスはかなり低い
- エロス的な愛が男女ともに最も満足度が高い
- ルダス的な愛は長続きしない、2ヶ月後に別れている確率が高かった
- 自分が相手を愛するほど、相手も自分を愛してくれ訳ではない
デービスらの研究
デービスらが1987年に70組の大学生カップルを対象に、ラブスタイル類型と交際満足度の調査を行いました。
その結果、以下の結果が得られました。
- 男女ともに交際満足度に正の相関を示したのは「エロス」と「アガペ」
- 男女ともに交際満足度に負の相関を示したのは「ルダス」
ミークスとヘンドリック夫妻の研究
ミークスとヘンドリック夫妻は1998年に140組の大学生カップルを対象に、互いのラブスタイルの相関と満足度を予想する調査を行いました。
その結果、以下の結果が得られました。
- エロス、ストルゲ、アガペの順にカップル間の相関は高い
- エロス、アガペ、ストルゲの順に交際満足度が高い
ラブスタイルと性差に関する研究
6つのラブスタイル分類に男女の性差は関係するのか。
松井らが1990年に大学生を対象に調査を実施しました。
その結果、以下の結果が得られました。
- アガペ(愛他的で献身的な愛)は男性に多い
- ルダス(ゲームのような遊びの恋愛)は女性に多い
- プラグマ(実用的で計算高い恋愛)は女性に多い
ラブスタイルと性差に関して、金政が行った2004年の研究でも、天谷が行った2005年の研究でも、越智が行った2012年の研究でも同様の結果が得られました。
ラブスタイル類型を診断できるサイト3選
5択×18問の簡単なテストで直感的に解答できます。(所要時間2分)
3択×18問の簡単なテストで直感的に解答できます。一番おすすめ。(所要時間1分)
5択×53問のテストです。より細かい数値が知りたい方におすすめ(所要時間7分)
まとめ
今回のまとめです
- エロスの得点が最も交際満足度に関連しています。
つまりエロス的な恋愛をするのが最も満足感を感じるということです。 - 男性は尽くす・搾取される・遊ばれる恋愛が多い。
- エロス、ストルゲ、アガペの人との恋愛をすることが満足度が高い
(ただし自分もエロス、ストルゲ、アガペ型の恋愛類型が条件) - 相性の良いラブスタイル・相性の悪いラブスタイルは一般論としては存在する。
しかし、科学的には証明されていない。
今回の記事では
- ラブスタイル類型論とは
- ラブスタイルの相性
- ラブスタイル類型論に関する研究
- ラブスタイル類型を診断できるサイト3選
についてご説明いたしました。
いかがでしょうか。
恋愛のスタイルについて知りたい方は愛の三角理論とは?8種類の愛の形について解説!も読んでください!